2008年08月

昨日の記録的な雨と雷で八王子では各地で被害がでました。
いつも利用している京王線の電車が土砂に乗り上げ脱線し、また高尾山に近い川が増水し、近くの住宅の裏山が崩れ被害があったようです。
幸い我が家は高台にあり何も無くほっとしてます。

↓① トウヨウラン(東洋蘭) 蘭科
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↑近所の方から昨年株分けして頂いたランです。8月下旬、花の少ない時に咲くのでうれしいランです。

↓② 花には密があるらしく、昆虫が寄ってきます。コガネムシでしょうか・・・花まで食べているのには驚きです。

丸くてクリクリした目が可愛く、足を上げてポーズをとっている姿は、何となく憎めません。
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↓③ 斑点と細い線があかぬけた模様に見え、粋なお姐さんのようです。
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↓④ キンミズヒキ(金水引) バラ科
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↑5ミリ程の小さな花がびっしり付き、下から順に咲きます。

↓⑤ キンミズヒキの種子 種にはカギがあり衣服などに付いて運ばれ、子孫を増やします。
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↓⑥ ツリガネニンジン(釣鐘人参) キキョウ科
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↑丈は1m程になり、茎が細いので支えが必要です。 トトキの名で春先に山菜として、知られています。

↓⑦ 呼び鈴のベルのようで、涼やかな音が聞こえそうです。
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↓⑧ 同じ被写体なのに光によってソフトな感じがします。
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↓⑨ 雨に濡れて輝きを増すタカサゴユリ
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↓⑩ タカサゴユリ(高砂百合) ユリ科
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↑昨年種を蒔いて一輪花をつけました。
種が飛んで狭いコンクリート等にも生え、丈は2mにもなり、花も1本にたくさん付けて強健種のようです。

レンゲショウマの群生地から「ロックガーデンコース」を散策しました。沢沿いの歩き易いコースで何方でも歩けます。
このコースは5月末にウツギの観察会で来ました。5月末はウツギの白い花がたくさん咲いていましたが、今回は木々が茂り濃い緑一色でした。
道筋の花を眺めながら3時間弱の散策で、途中滝や大きな天狗岩などがあり、変化に富んだコースです。

↓① ツリフネソウ(釣船草) ツリフネソウ科
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↑花のうしろがくるりと丸くなり(距)、ここに密があるのでハチが密を吸いに来ました。

↓② フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科
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↑薄暗い沢沿いに咲いていました。鮮やかな色は遠くからでも目立ち、綺麗で何方でもシャッターを切りたくなる花です。

↓③ タマガワホトトギス(玉川杜鵑草) ユリ科
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↑道沿いにたくさん咲いていました。他のホトトギスより茎がか細く、ひ弱な感じです。手前のとがったのは実です。

↓④ ボタンズル(牡丹蔓) キンポウゲ科
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↑葉がボタンの葉に似ているのでこの名があります。
↑我が物顔で周りの草木に覆いかぶさり、白い花は雪でも積もったかのように、びっしり花を付けていました。

↓⑤ オクモミジハグマ(奥紅葉白熊) キク科
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↑花が開かないと地味で見落としそうです。紙テープのカザグルマのようで、今にもクルクルと音をたてて回りそうです。

↓⑥ ツクバネソウ(衝|羽根草) ユリ科
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↑ブレた写真で見苦しいですが、羽根突きのような実が可愛いのでアップしました。

↓⑦ ギンバイソウ(銀梅草) ユキニシタ科
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↑沢沿いに群生しており、葉の先がふたつに割れて、一度見たら忘れないギンバイソウです。花が終わり実がつきました。

↓⑧ ギンバイソウの花 (白馬の旅で撮影)花がウメに似ている事からこの名があります。
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↓⑨ トリカブト 前回の写真は正面なので、今回は少しおすましの横顔です。
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↓⑩ タマアジサイ(玉紫陽花) ユキノシタ科
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↑蕾が玉のように見えるのでタマアジサイと名がつきました。白い花は装飾花で、開花直後の花は淡い紫色です。高尾山にも多く見られます。

次回は庭の花を予定しております。

8月21日御岳山(青梅市)にレンゲショウマを見に行ってきました。御嶽駅からバスで滝本駅へ、滝本駅からケーブルに乗り6分で標高831m御岳山駅着。1分も歩けば群生地です。
テレビ、新聞などにレンゲショウマが見頃と報道されていましたが、偽りはありませんでした。緑の森の斜面に高さ1mほどのレンゲショウマが沢山咲いており、周りは落ち着いた雰囲気が漂い、華やかさもあり本当に綺麗でした。
レンゲショウマまつりは8月31日までですので是非いらしてください。
↓① このケーブルカーで御岳山駅へ
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↓② レンゲショウマの群生地
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↓③ レンゲショウマ(蓮華升麻) キンポウゲ科
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↑花の形がハス(蓮)の花ににており、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているのでこの名があります。
↓④ 真ん丸い蕾をたくさん付けてかわいい~~~
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↓⑤ バックの白のボケと花が重ならないように撮りました。
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↓⑥ 白地に淡い紫色が入り、下向きに咲く姿は不思議な魅力があります。 この世の花とは思えません。
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↓⑦ ソバナ(杣菜) キキョウ科
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↑山菜の一つで丈は1mほど。 似た花でツリガネニンジンがありこの花の葉は輪生で、ソバナの葉は1枚ずつ付きます。 山道の脇でひっそりと咲いていました。
↓⑧ 白花のソバナ   カタクリやネジバナなども白花がまれにあります。 ソバナの白も珍しいのでは・・・?。  初めて見ました。
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↓⑨ ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草) ユリ科
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↑山道などに多くあるのでこの名がありますが、道沿いにたくさん見かけました。
↓⑩ ヤマトリカブト(山鳥兜) キンポウゲ科
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↑道路沿いの高い所から垂れ下がって咲いていました。 根に猛毒があり、矢に塗る毒として使用されたとか。

庭の片隅でカノコユリが毎年8月に入ると律儀に、次から次へと花を咲かせます。数を数えたら50個程あり、今月いっぱいは楽しめそうです。
カノコユリは園芸種と思っていましたが、ブログ友の四国の方が自生のカノコユリをアップされ、信じられませんでした。今まで聞いた事が無かったのでビックリです。 
我が家は大株になり毎年花がふえ、一緒に植えていたオニユリは無くなってしまいました。ピンクの可愛い花なのに性質は強健のようです。

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↓カノコユリ(鹿の子百合) ユリ科
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↑赤い斑点を鹿の子絞りに見立てて付けられた名前です。和菓子にも「京鹿の子」の名がありますね。
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↓シベの白い線は花が開いたばかりの時に出、しばらくするとなくなります。
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↓右ボケの茎は花が散った状態で雌しべが残っています。
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↓カノコユリの特徴は花が下向きに咲き、花弁が反りかえります。
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↓カノコユリの後姿
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カノコユリを毎日写真を撮って飽きがきてますが、咲いたばかりの花を見るとつい撮りたくなってしまいます。今回はユリばかりで見る方も飽きがきますね。
横写真の画像が粗いようです。クリックしてご覧ください。

白馬の旅、最終日とおみ駅からゴンドラで一気に標高1500mの雲上のアルプス平駅へ・・・青空と周りの山々の展望を期待したが生憎霧の中で何も見えませんでした。
広大な山野草園は山の緩やかな斜面に作られ、高山植物が多数、種類別に整然と植えられていました。栂池のように自然に自生した感じがなく少しがっかりしました。
足の便が良いので大勢の観光客で賑わっていました。山野草園はまだまだ拡大するらしく造成中でした。
↓ヤマルリトラノオ(山瑠璃虎の尾) ゴマノハグサ科
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↑群生は一見クガイソウと間違いそうです。
↓ヤマルリトラノオ   クガイソウより色が淡く優しそうな感じがします。
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↓グガイソウ(九階草) ゴマノハグサ科  最盛期は過ぎて色があせています。
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↓シコタンソウ(色丹草)ユキノシタ科
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↑根室海峡の色丹島で発見されたのでこの名があり、花びらに赤い模様があります。
↓ヤマブキショウマ(山吹升麻) バラ科
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↑ヤマブキの葉に似ているのでこの名があり、似たのでユキノシタ科のトリアシショウマ(鳥足升麻)があります。
↓シロバナコマクサ(白花駒草) ケシ科
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↓コマクサ
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↑高山植物の代表格で登山中でもなかなか見る事の出来ない花です。山野草園なので簡単に観賞できるのですね~
↑花全体の形が馬の顔に見えるのでこの名があります。
↓イワオトギリ(岩弟切) オトギリソウ科 多数のシベが目立ちます。
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↓タマガワホトトギス(玉川杜鵑) ユリ科 最盛期で沢山咲いていました。
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↓ノハナショウブ(野花菖蒲) アヤメ科
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↑垂れ下がった外花被片の基部は黄色で、ヒオウギアヤメやカキツバタのように縞模様はありません。栂池でヒオウギアヤメをアップしてありますので比較してください。少し解りずらいと思いますが・・・
↓ヤナギラン(柳蘭) アカバナ科
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↑ピンクの花に雫が一役買ってこの花を引き立てています。
ヤナギランの群生
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白馬の旅にお付き合い頂きありがとうございました。今回の旅では雷に悩まされ、怖い思いをしました。山の天気は変わりやすく、写真を撮るのに夢中にならず、身の安全のため早めに下山しなくてはと思いました。

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