2009年08月

前回サギソウからの続きです。

↓1  偶然でた繊細な翼の切り込みのボケ。
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↓2  羽根の下から長く出ているのは距(きょ)、長さ3~4cm程あります。 中にとろりとした蜜が入っていて、こわごわなめてみたら甘かった~
距はスミレなどにもあり、サギソウは上のように曲がっているのは少ないようです。
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↓3  サギソウは小さな球根、今年咲いた球根はなくなり、その脇に2個の球根ができます。それを来年の2月中旬~3月初め頃に植え替えます。 
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↓4  花も終わり近くとなり、羽根(唇弁)も茶色に変化してきました。
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↓5  しっかり2個の球根の子孫を残し、終焉(しゅうえん)を迎えたサギソウ。 この画像を見ると我が身と重なって胸が痛みます。 
花弁の綺麗な薄紫色がせめてもの慰めです。ひと夏、涼しげに舞ったサギソウに感謝です。
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↓6  虫さんが偶然寄ってきました。  
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↓7  昆虫に付いた雄シベがサギソウに付いていました。 シベの花粉塊は1ミリほどと小さく、カメラに接写レンズを付けて撮りました。  オシベを見たのは初めてです。 
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↓8  左、中心の穴は距(きょ)の入り口、ここから蝶などが蜜を吸いにやってきます。
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次回はブルー系のお花を予定しています。

シラサギが羽根を広げて風に揺れ、優雅に舞う花姿は、我が家の夏の風物詩です。
今年は花の当り年とあって、一鉢に50個以上の花を付け、賑やかにサギソウの競演です。 そんな鉢を三鉢育てています。
8月10日頃からポツポツ咲き始め、舞姿の美しい形を見つけては写真を撮り、26日まで追って撮り続けました。
「庭に出て 草取らずして 写真撮る 今だ庭中 夏草の茂み」 今までの心境を、いいかげんな短歌に託してみました。 

↓1  賑やかな会話が弾む、サギソウ(鷺草・ラン科)一家
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↓2  我が家に一番乗りで品格を漂わせて舞い降りたサギソウ
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↓3  急降下するわよ、右に下がってね。
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↓4  あなたの上を失礼しますよ~
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↓5  自由奔放に舞うサギソウは、我が家のメダカが、スイスイ泳ぐ姿に似ています。
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↓6  高さ15cm~40cmほどの細い茎に1~3個の花をつけます。  何年もサギソウを育てていますが1本の茎から4個付いた花は見た事ありません。
下に4センチほど長く出ているのは距(きょ)、 中に甘い蜜が入っています。
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↓7  それぞれの道を行く     左は後姿、緑色3枚はガクです。
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↓8  シラサギの翼にあたるものは唇弁、羽根を広げると3cmほどあります。
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↓9  さぁ~2人でお出かけしましょう♪~
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次回もサギソウを予定してます。  「ご期待ください」  テレビのCMのような事を言って、期待はずれだったらどうしましょう~。

8月21日、毎月恒例の植物観察に行ってきました。 幹事さんが下見をして下さっただけあり、初見の花や、初秋の花々を観察することができました。
御岳山駅からレンゲショウマ群生地→ロックガーデンへの5時間の散策コースです。 
日中の暑さは覚悟していましたが、標高1000m近くある木々の生い茂るコースは、涼しい風が通り抜け、心地良い散策です。
昨年は20日にレンゲショウマの観察会をしてますが、今年は花数が少ないようです。

↓1  初めて見る白花レンゲショウマ(白花蓮華升麻・キンポウゲ科)は御岳山駅前の茶屋横のプランターに何本も植えてありました。 
店主いわく「ここまで咲かすのに7年かかり、みんなは種を蒔いて1年目で芽が出ないと諦めるからだめ、芽が出るまで2~3年かかるよ」・・・。  
そう言えば我が家の赤花ヤマシャクヤクは芽が出るまで3年かかりました。
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↓2  珍しいので多くの人に見詰められ、益々磨きがかかり貫禄のある舞台女優のよう~
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↓3  レンゲショウマ(蓮華升麻・キンポウゲ科)  背景に木洩れ日のボケが入り、自然の雰囲気がでて、昨年と違った画像はチョッピリうれしいです。
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↓4  淡いブルーが引き立ち花径1,5cm程のミヤマタニワタシ(深山谷渡・マメ科) 
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↓5  山道の湿った場所にあるミヤマタニワタシの茎の上部は、 節々ジグザグに曲がるのが特徴です。
↓まぁ~規則正しく曲がれるものだと新しい発見にわくわくし、これが観察会の醍醐味でしょうね。 似たような花でナンテンハギがあります。
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↓6  柏の葉に似ているので、カシワバハグマ(柏葉白熊・キク科) お花は細いカミテープをクシャクシャして付けた感じがします。
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↓7  ボタンズル(牡丹蔓・キンポウゲ科・蔓性) 放射状に多数突き出たオシベは、夜空を彩る打ち上げ花火。 似た花でセンニンソウがあります。
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↓8  ゲンノショウコ(現の証拠・フウロソウ科) 左は実になり、しっかりと子孫を残しています。
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↓9  仲良く寄り添ったツリフネソウ(釣舟草・ツリフネソウ科)
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↓  10  雌シベをつんと長く突き出すキバナアキギリ(黄花秋桐・シソ科) 薄暗い山道を色鮮やかに飾ります。
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↓  11  川沿いの道や、岩場に生えていたタマガワホトトギス(玉川杜鵑草・ユリ科)
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↓  12  ヤマホトトギス(山杜鵑草・ユリ科)  花びらが強く反り返っているのが特徴、シベが目立ちすっきりして綺麗ですね。 雰囲気は何となくキャシャな感じがします・・・?
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↓  13  ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草・ユリ科) こちらは花びらが反り返らず水平です。  葉裏にゴミがついていますがこれも自然でいいかな・・・
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白花レンゲショウマの自生があるのですね(ネット検索より)園芸種かと思っていました。

8月19日、グログ開設して2周年になりました。  おかげさまでアクセス数18,600、コメント3,800を超えました。
拙い文章と、写真に温かいコメントを頂き、これを励みに今日まで続ける事ができました。
厚くお礼申し上げます。 これからも花をテーマとし、心に残る写真を撮りたいと思います。 引き続きよろしくお願いいたします。

↓1 涼しげで丸い蕾が愛くるしいトウシャジン(唐沙参・キキョウ科) 別名マルバノニンジン、 葉が丸いからでしょうか?  中国産です。
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↓2  ヤクシマケイビラン(屋久島鶏蘭・ユリ科)  7ミリ程の小花はオシベのアズキ色が白いお花を引き締めています。
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↓3  葉の長さは20cmほど、ニラの葉に似たヤクシマケイビラン
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↓4  紫の縞模様が、和の趣を感じさせるギボウシ(擬宝珠・ユリ科)
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↓5  細い茎に大きな花を付、頭でっかちのヒオオギ(檜扇・アヤメ科)  1昨年花友から小さな苗を頂き、鉢植えで育てています。
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↓6  ヒオオギの葉  葉がかさなりあうように並ぶようすが、檜扇を思わせることから付いた名前です。  
↓檜扇とは、昔貴族が用いた扇で、ヒノキ(檜)の薄い板を糸でとじて作られたものです。 (植物図鑑より)
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↓7  咲き初めのエンビセンノウ(燕尾仙翁・ナデシコ科)
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↓8  朱色の花びらが燕の尾の形に似ていることからこの名があります。  私にはカニさんのハサミのようにみえますが・・・
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↓9  花友から春に5cm程の苗を頂き、鉢や地植えにして育てているエンビセンノウ。 葉茎は無毛、触るとつるつるしてます。  
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↓  10  カラフトエンビセンノウ(樺太燕尾仙翁・ナデシコ科) 花が真っかな樺太燕尾仙翁は葉、茎にうぶ毛があり、ざらざらしてます。  エンビセンノウの近縁種
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↓  11  白花フシグロセンノウ(白花節黒仙翁・ナデシコ科) 葉の縁に毛があり、茎の先に5センチほどの大きな花をつけます。  
↓写真を撮った翌日、バッタが花や葉を食べて穴だらけになりました。
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↓  12  5枚のハート形の花びらの清楚さに惹かれ、大きくしてみました。 
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またまた前回の続き・・・ 山頂付近の様子などを紹介します。

↓1  爽やかな風を肌で感じながら、この雄大な景色を見ていると疲れが吹っ飛びます。
↓メタカラコウの群生地は珍しく、シモツケソウと並んで夏山を黄金色に飾る主役です。(バスガイドさんの話から)  お花の最盛期は過ぎていたようです。
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↓2  メタカラコウ(雌宝香・キク科)  似たお花でオタカラコウ(雄宝香)があります。
↓メタカラコウは花びらが3枚、オタカラコウの黄色の花びらは5枚で区別ができます。
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↓3  クルマバナ(車花・シソ科)  花が輪生して茎に付くのでこの名があります。  山頂で足に踏みつけられ草な場所で咲き、アズキ色が気に入りシャッターを押しました。
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↓4  イブキジャコウソウ(伊吹麝香草・シソ科) 葉をもむと良い香がします。  山頂の売店横に保護されて咲いていました。 我が家にもあり、地を這ってどこまでも広がります。
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↓5  山頂付近  中央に見えるのは「防雪柵」 山頂はトイレも完備されています。
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↓6  斜面一面に咲くシモツケソウ   
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↓7  周りのお花より一際大きいシシウド(猪独活・セリ科) は、シモツケソウを尻に敷き、白い花を大きく広げ、堂々とあちこちに咲いていました。
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↓8  下り中央遊歩道で大きな音がするので、ヘリコプターかと思ったら軌道車でした。 売店に食料品を運んでいます。
↓お母さん?の脇で落ちないようにしっかり棒を握っている姿は、周りのお花より可愛く、高山植物も顔負けです。 
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↓9  売店は目の前ですが、この急勾配を見て下さい。 山頂売店は2~3軒あります。
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↓  10    比較的多く見られたコオニユリ(小鬼百合・ユリ科)
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今回の旅で赤沢森林公園トロッコ列車の画像もありますが、庭の花々が出番を待っているようなのでまたの機会に掲載します。

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